今、調子を整えたいあなたへ

昨日は吹けたのに今日はイマイチ…

ちょっと間が空いてしまって音が出るか不安…

すぐ疲れてしまう…

唇や指の力みが取れない…

息が続かない…

そんな時はこのページを見てください。
今すぐにできる、不調改善のヒントを集めました。

目次

今のあなたは…?

今のあなたはどんな感じでしょうか。

近いものから、ひとつ選んでみてください。今のあなたに必要なメンテナンスが分かります。

昨日は良い音だったのに、
今日はなんだかダメ

「A.身体リセット」へ

息が続かない、
吸いたいのに吸えない

「B.呼吸ラクラク」

吹いていると疲れてくる、
頑張ってしまっている

「C.自分に合わせる」

吹く前に考えすぎてしまう、
息を出すまでに迷いがある

「D.シンプルに吹く」

A.身体リセット

コンディションが安定しない、というお悩みは大変多いです。

楽器のセッティングも同じ、
唇とリッププレートの位置関係も変えていないつもりなのに、
なんだか上手くいかない…

こんな時には、「センタリング」を行いましょう。
つまり「自分の中心」を再確認するのです。

センタリング

立って行う「身体リセット」を見る

立って行う場合

STEP
両足の裏で床をしっかり感じる

スリッパなどは脱いでおいた方が良いでしょう。靴下、できれば素足で。

STEP
左右の足の裏に、交互に重心移動する

小さな動きで良いので、左右に重心移動してみましょう。

STEP
体が前後にぐらつかず、腰や背中の力が抜けていることを確認し、自分の中心で動きを静かに止める

身体の重心が前後どちらかに傾いていると、身体の前面もしくは背面の筋肉で頑張っている状態に。最も身体が安定する立ち方を探します。

STEP
首を小さく左右に動かす

次に正しい頭の位置を確認します。
首を動かす時に気をつけたいのは、首と頭の境目をきちんと認識することです。
境目を顎先の延長線上にイメージしてしまう方が時々いらっしゃいますが、正しくは左右の顎関節の延長線上に頚椎の一番上の骨があり、頭蓋骨が乗っています。そこを起点に頭を左右に動かしてみましょう。

STEP
肩周り・喉周りの力が抜けていることを確認し、動きを静かに止める

頭がスムーズに動かせていればOK。普段の演奏時との違いを感じてみましょう。

座って行う「身体リセット」を見る

椅子に座って行う場合

STEP
両足の裏で地面を押せるようにして椅子に座る

足の裏で地面を押せない・足の裏が浮いてしまう場合は、本などを足の下に重ねて高さを調節しましょう。

STEP
お尻の下に手を入れて坐骨の位置を確認、坐骨が座面に接地するようにする

お尻の下に手を入れると、固く尖った骨があります。それが坐骨(ざこつ)です。坐骨で椅子の座面を捉えて座るようにします。
ソファーに座るときのような、いわゆる仙骨座りにならないように注意しましょう。

STEP
左右の坐骨に、交互に体重移動する

小さな動きでよいので、左右に体重を移動します。動かしやすいところを探してみましょう。

STEP
体が前後にぐらつかず、腰や背中の力が抜けていることを確認し、動きを静かに止める

腰が反りすぎていたり、曲がりすぎていると動きにくさやぐらつきを感じるはずです。もっとも楽な骨盤の角度を見つけましょう。

(図は立ち姿勢の場合ですが、骨盤が前後どちらかに傾いている人が多いです)

STEP
首を小さく左右に動かす

次に正しい頭の位置を確認します。
首を動かす時に気をつけたいのは、首と頭の境目をきちんと認識することです。
境目を顎先の延長線上にイメージしてしまう方が時々いらっしゃいますが、正しくは左右の顎関節の延長線上に頚椎の一番上の骨があり、頭蓋骨が乗っています。そこを起点に頭を左右に動かしてみましょう。

STEP
肩周り・喉周りの力が抜けていることを確認し、動きを静かに止める

頭がスムーズに動かせていればOK。普段の演奏時との違いを感じてみましょう。

違いはありますか?

楽器を吹くぞ!と思うと、知らず知らずのうちに身体が「楽器モード」に入ってしまい、自分の体の中心を見失い、バランスが崩れてしまいます。

楽器を構えるときに姿勢が違ってしまうと、コンディションの崩れにつながります。楽器を組み立てたら、まずこのワークを行い、体の中心を確認してから構えるようにしてみましょう。

B.呼吸ラクラク

呼吸機能は20歳前後を境に誰しも衰えていきますが、
管楽器の演奏を続けることで健康寿命を伸ばすことも可能!
ここでは呼吸筋の柔軟性を高め、深い呼吸ができる状態に整える
簡単なストレッチをご紹介します。

呼吸筋ストレッチ(全部で8分くらい)

呼吸筋ストレッチを見る
  • 吐く・吸う時間はそれぞれ3〜5秒程度、鼻でゆっくり行いましょう。
  • 座っていても、立っていても行えます。
  • ストレッチのやりすぎは禁物です、伸ばしすぎ・頑張りすぎは逆効果になります。気持ちよく呼吸ができることが最優先、息が詰まるほどやってはいけません。
STEP
肩の上げ下げ(1分)

息をゆっくり吸いながら両肩を上げ、息をゆっくり吐きながら肩を後ろに回し下ろす。5回くりかえす。

STEP
首のストレッチ(2分)

息を吸いながら頭を右に倒す、その時に左手のひらを床に向けて空気を押すようにして、吐く息と共に元に戻す。左右5回ずつ行う。

STEP
胸のストレッチ(1分)

両手を胸の上部に重ねて置いて、息を吐く。
あごを上げながら息を吸って、両手で上がろうとする胸を押し下げるようにする(胸の前を引き伸ばすように)。
手の力を抜き息を吐いて、元の姿勢にもどる。5回くりかえす。
(肩で頑張ったり腰を反らないように注意!)

STEP
体幹のストレッチ(1分)

頭の後ろで両手を組み、ゆっくり息を吸う。
ゆっくり息を吐きながら、組んだ両手の甲を天井に向けて伸ばしていく。5回くりかえす。

STEP
背中のストレッチ(1分)

胸の前で両手を組んで、ゆっくり息を吐く。
息を吸いながら背中を丸めて、大きなボールを抱えるように腕を前に伸ばす。
息を吐きながら元の姿勢に戻る。5回くりかえす。

STEP
体側のストレッチ(2分)

頭の上でそれぞれの肘を反対の手で持つ。
息を吐きながら、体を右に倒す。この時左の腰が右へ逃げないように。
このまま5呼吸。吸う時に体が持ち上がり、吐く時に沈んでいくのを感じる。
反対も同じように5呼吸行う。

違いはありますか?

ストレッチ後の呼吸の状態はいかがでしょうか?
いつもより肋骨の可動域が広がる感じや、息がラクに入ってくる感覚はありますか?

C.自分に合わせる

頑張り屋さんに多いのが、「楽器に自分を合わせてしまっている」ケース。
そんな時は「自分に楽器を合わせる」という考え方を思い出しましょう。

自分に楽器を合わせるワーク

自分軸を思い出す
STEP
頭部管だけを持つ、肩や首の力は抜いておく

STEP
フルートを吹くことを一旦忘れて、唇を自然に閉じたら正面に息を吐く

目の前のろうそくの火を消す、くらいのつもりで。

STEP
その息のビームに合わせて、音が出るようにリッププレートを唇へ当てに行く

首を前に出さないように。唇を無理に動かして、息の方向を変えたりしないように。あくまでまっすぐ吹き続ける。

STEP
音が出る場所が見つかったら、今度は楽器をつなげて1〜3の手順で音が出る場所を探す

指はキィに置かず、長い頭部管を持つつもりで、持ちやすいところ(頭部管の左端と、足部管の先など)を持ちましょう。首を前に出さないように注意。

STEP
顔を静かに左に向け、両手の指を正しい位置に置く

自分の肩のラインに合わせて右手を少し下げ、それと同時に首も少し右に傾けると自然です(楽器を水平に保ってもつらくない方はそれでもOK)。

違いはありますか?

オクターブを行ったり来たりしてみて、違いは感じられますか?
首や肩周りの緊張度、呼吸のしやすさなどに変化はありましたか?

D.シンプルに吹く

大人フルーティストに多いのが、一つ音を出すまでの
プロセスを複雑に考えすぎてしまうこと。
一生懸命準備をして音を出しているのに上手くいかない…
そんな時に試して欲しいのが、私がイタリアで習った簡単なワークです。

「吹く」をシンプル化するワーク

「吹く」をシンプル化する
STEP
テーブルの端や壁など、お尻で寄りかかっても倒れないところを見つけて、寄りかかる

椅子だと低すぎてやりにくいです。

STEP
下から2番目か3番目のドの運指にして、フルートを構える

STEP
寄りかかったところから身体を起こすと同時に軽く息を吸い、まっすぐ立ち上がった瞬間に2〜3秒吹く

この時、唇を整えたり、タンギングのことを考えたりはしないようにします。最初のうちはまともな音が出ないかもしれませんが、気にしないでください。

STEP
寄りかかかる→立ち上がったら吹く、をくりかえす

オクターブのドが心地よく吹けたら、自分が苦手な音でも試してみましょう。何か気づきがあるはずです。

違いはありますか?

音を出すときにあった、さまざまな思考はどこかへ行きましたか?
音を出すのが少し簡単に感じられましたか?

まとめ

お悩み別に簡単なリセットワークをご紹介しました。
少しでも改善を感じていただけたら嬉しいです、
コメントも受け付けておりますので、
感じたこと、気づいたことなどをぜひここで言語化してください。

上手く吹こうとしないで、
まずは息がすーっと流れる感覚を思い出しましょう。

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