【フルート用リュック(バッグ)3つを比較!】

 筆者はこれまでさまざまなフルート用ケースカバー・リュック等試してきましたが、ピッコロとの2台持ちだったり荷物が多いので、最近はもっぱらリュックタイプを愛用しています。この記事では、これまでに使ったことのある3つのリュックタイプのフルートキャリーの特徴、どんな人にオススメかをご紹介します。

目次

荷物多い系フルーティストには断然「リュックタイプ」

 子供の頃は学生鞄がありましたので、フルートは基本的にショルダータイプのケースカバーに入れて持ち歩いていました。その後、大学に入って荷物が増えてからはリュックタイプを使っています。リュックタイプはショルダーに比べて楽器が軽く感じるのと、手に持つものが減るので快適です。特にピッコロと2台持ちだったり、譜面台を運ぶ必要があるときはリュック一つで済むので助かります。

ショルダータイプも夏場は背中に張り付かなくて楽ですし、おしゃれなものが多いので好みに合わせて選ぶことができます。私は荷物の具合によって使い分けています!

筆者のフルート用リュック(バッグ)歴

 それでは早速、私が使ってきた順にフルート用リュック(バッグ)を3つご紹介していきます。

1. アルティエリ / フルート&ピッコロ用トラベラーバッグ・レギュラー(廃盤?)

 初めて使ったリュック型ケースカバーがこれ。ショルダーよりも圧倒的に軽く感じました。そして収納量が半端じゃない!本番の衣装や譜面台まで余裕で入ります。結果入れすぎて重たくなることも(笑)ピッコロ専用の内ポケットがあり、フルートを固定する紐もついていました。

 調べてみたところ欠品しているお店が多いようで、各店に現在ある在庫だけで販売終了の可能性があります。

 ちょっと紐の根元が不安定で、中の物が少ないと背負った時にフルートが斜めになってしまい、背中がごろつくことがありました。なのでフルートとピッコロポケットの間を埋めるように荷物を入れたりして使っていました。

以前から販売されている「アルティエリ」のフルート&ピッコロ用トラベラーバッグ・コンパクト

 上記のバッグを買う時に迷った商品。当時の私はとにかく荷物が多かったので、容量を重視してこちらは選びませんでした。レギュラータイプよりスリムですが、楽譜や折り畳み譜面台は余裕で入ります。もちろんH足部管対応!

現在販売されている「アルティエリ」のフルート&ピッコロ&PC用バッグパック

 おそらくトラベラーバッグ(レギュラー)の後に出来たモデル。フルート・ピッコロの2台持ちで、その他パソコン・譜面台・衣装など、とにかく荷物が全部入るバッグをお探しの方に!圧倒的な収納量です。

アルティエリ | フルート 用バッグシリーズ
総合評価
( 3 )
メリット
  • 楽器が軽く感じる
  • とにかく大容量
  • 大きな譜面も譜面台も余裕で収納
デメリット
  • 楽器を固定する紐の根本が不安定なので、フルートが背中で斜めになってしまう(荷物をうまく詰めて対処)
  • 荷物があまりない時には大きすぎる
  • 安くはない

2. ロイ / フルートケースカバー ウォータープルーフバッグパック

 次に使ったのがロイ。防水、楽器の仕切りもしっかりしているので安全に持ち運びが可能です。フルート・ピッコロが入れられます。ピッコロ用のポケットには水筒を入れたり、もう1本フルートを入れることもできます。掃除棒の収納場所があり、その他小物の収納も充実。細かな配慮が嬉しい◎こちらもH足部管対応!

 外ポケットも大きめで色々入れられますがそちらには仕切りがないので、スマホや鍵などを一気に入れるとちょっと見つけにくいです・・・。ちなみにこのバッグはクラリネットも収納可能で、ちょうど当時クラリネットを持ち運ぶ日もあったので便利でした(そんな奇特な方はあまりいないと思いますが・・・)。

 使い倒して汚れが目立つなど老朽化したため現在は使用していませんが、フルートバッグとしての質は申し分ありませんでした。

ロイ | フルートケースカバー ウォータープルーフバッグパック
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 楽器や掃除道具の収納場所がしっかりされていて、ごちゃごちゃにならない
  • チャックも防水仕様なので雨の日も安心
  • フルートやピッコロを安全に持ち運ぶための配慮が随所にある
デメリット
  • 楽器以外にも細々した持ち物がある時は外ポケットに入れるしかないので、ちょっとごちゃつきます

3. パール×アネロ / フルートバッグ

 現在も荷物の内容によっては使っているリュック。「パール楽器」と有名リュックメーカー「アネロ」のコラボ商品。 比較的安くてカバン自体はとっても軽い。楽器ポケットが3つついているので、フルート・ピッコロ・譜面台を一気に入れられます。譜面台が要らない時は水筒を入れたり。楽器を入れた残りのスペースがちょっと勿体無いので、間に折りたたみ傘や水筒、カーディガンなどを入れていました。

 撥水加工がされており、雨が降っても楽器まで濡れないような工夫も感じられます。背中側に楽譜やパソコンなどを入れられるスペースがついています。見かけがとにかくシンプルで、スッキリしたデザイン。

 一方で、写真を見ていただくとわかるように表のファスナーが全開きするのですが、楽器のスペースと一番表との間に物を入れていると、開けた時に全部飛び出すのが難点。ポケットも少ないので、内側の収納はあまり良いとは言えません・・・。内側に余裕がある作り故に、前に抱えると結構大きく感じます。

パール×アネロ / フルート バッグ
総合評価
( 4 )
メリット
  • 見かけがとってもシンプルで軽量
  • フルート・ピッコロ・譜面台をスマートに持ち運べる、フルート3本でも可
  • 楽譜の収納スペースは別になっているので、楽譜だけサッと取り出せる
  • 価格が10,000円しないくらいで良心的
デメリット
  • 楽器を入れた残りのスペースの有効活用が難しい
  • 外ポケットはそれほど物を入れられない
  • 内側に小物ポケットがついているものの、入れられものは限られる
  • 楽器コーナーと一番外側の部分との間にももの入れられるが、ファスナーを全開けしないと楽器が出せないので、その都度そのスペースに入れていたものは飛び出してしまう
  • 結構大きい感じがする

近日中にNordace(ノルディス)をご紹介!

 ということで、今まで使ったことのあるリュックタイプのフルートキャリーを3つご紹介しました。私の持ち運ぶものが特殊なのかもしれませんが、その日の持ち物によってはそれぞれどうしてもメリット・デメリットがあります。少しでも参考になれば幸いです。

 実は私、以上のいずれでもないリュックを最近フルートキャリーとして使い始めました。それは巷でも話題の「Nordace(ノルディス)」です。そもそもフルート用ではないという点はさておき、今までのフルートバッグでの悩みを殆ど解消してくれました。近日中に記事にしますのでお楽しみに!

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