【オリジナルグッズ】フルート ポケット運指表

 インスタグラムではすでにお披露目していますが、この度オリジナルの運指表ブックを制作いたしました。一般向けの販売はまだ検討中ですが、教室ではご入会時のプレゼントやアンケートご回答のプレゼントで配布を始めております。大変便利な内容・かつ持ち運びが簡単なA5サイズとなっていますので、こちらでもご紹介いたします。

手に持つとこんなサイズ
目次

フルートを吹いているとこんな時ありますよね

このトリルの運指どうするんだろ…?

マーラー/交響曲第9番第1楽章の1st Fluteより

 例えばこんな楽譜…(マーラー/交響曲第9番第1楽章より)。5小節目の「高いソ♭(Ges)とラ♭(As)のトリルどうするんだっけ」というときや、その後の「高いシ♭(B)とド♭(Ces)のトリルなんてしたことない」なんて時に、今はわからないから印だけつけて後で調べよう…とするものの、なかなか調べられずしばらく分からないままに;

高い音でppp…失敗しないで吹く方法あるのかな…

マーラー/交響曲第9番第3楽章の1st Fluteより

 フルートではこんなこともあります。高音域でppやpppを要求される場合、ピッチが下がってしまったりタンギングをミスってしまったり…。また、中音域のド♯(Cis、もしくはレ♭/Des)は大変ピッチが上がりやすいので、他の楽器と一緒に伸ばす時にはとても気を使います(気を使うべきです!)。こういう時には「替え指」を使うと、精神的にも技術的にも良い解決になる場合があります。

この音は…え…第4オクターブ…!?

マーラー/交響曲第9番第3楽章の1st Fluteより

 吹奏楽やオーケストラでは時々とんでもない数の線がついた音が出てきます。筆者は第4オクターブのEsまでは楽譜で見たことがあります(ブラームス「ピアノ四重奏曲第1番」シェーンベルク編でした)。第4オクターブのDくらいまではやり込んできた方ならパッと運指が出てくると思いますが、この辺りの運指は普段使いませんので、突然現れると思い出せなかったり、教えてもらった運指では全然音が出なかったり…なんてことも。

一般的な調べ方は…

 一般的にはインターネットで「フルート トリル 運指」「フルート 高音 替え指」などと入力して調べたり、市販されている運指表の本で確認するなどして調べると思います。

 実は当HPのブログ記事の中で最もアクセス数が多いのがこちらの運指の記事です。

 ネット環境があれば、こちらのページを見て調べていただいても良いと思いますが、文字で入力できる形で表記したので、慣れないとちょっと見づらいという欠点もありました。

そんな時に役立つ小冊子をつくりたい

 レッスンをしていてトリルに関する質問はとても多く、全音のトリルと半音のトリルを間違って練習してしまっていたり、その部分は飛ばして練習していたという方もいます。そんな方々が譜読みの段階でその場ですぐ調べられる環境にできないかなとずっと思っていました。

 そして、自分も第4オクターブの運指や高音域のトリルで滅多に使わないものは思い出せないことがあり、その都度前述したような手段で調べるのですが、検索するのが面倒だったり、見つけても自分の楽器との相性が良い運指を忘れていたり…。家に帰って資料を見ようと思っていてそのままになってしまったり…。

 いつでも手元に持っていられるくらいのサイズ・重さで、必要な情報がギュッと詰まったような冊子を作りたい…!そう思い立ち、1年ほどかけて日々こつこつと制作・修正を繰り返して作成したのが今回の冊子です。

印刷サンプルが届いた!

ポケット運指表の中身

 気になる中身をご紹介します。基本的な構成は以下の通りです。

ご使用にあたっての注意

 替え指やトリルの運指は楽器によって相性があります。お使いの楽器がC足部管なのかH足部管なのか、Eメカニズムがついているか否かによって影響が出る運指もありますので、その注意書きなどがあります。私の楽器はH足部管・Eメカニズム付き・オフセットリングキィなのですが、 C足部管・Eメカニズム無し・オフセットカバードキィのムラマツ・スタンダードでも演奏確認をしました。

運指表の見方

 とくに説明の必要がないくらい見やすく作ったつもりですが、通常の運指表と異なる表記の仕方をした部分もありましたので解説を入れました。

【本編】高音域の運指

 基本的な運指に関しては他の資料にお任せすることにして、今回は「超高音域」に特化しました。意外と忘れてしまう第3オクターブの運指のソから上、そして第4オクターブのファまでの運指をできるだけたくさん掲載しました。特に第4オクターブは楽器や個人により演奏のしやすさにかなり差が出るので、選択肢が多ければ多いほど良いはず。

【本編】替え指

 ffの時にピッチを下げたい、ppの時にラクに発音したい・ピッチを上げたい、などの問題解決を助けてくれる運指を集めました。これまでに教わったもの、自分で編み出したもの、テレビを凝視して真似したもの(笑)…オーケストラや吹奏楽で便利だったものを掲載しています。

【本編】トリルの運指

 トリルは3ページにわたっています。通常の運指でキィを1つだけパタパタすれば良いものは載せていません。中音域ならミ(E)とファ♯(Fis)のトリル、ソ♯(Gis)とラ(A)のトリルなど、こんなにたくさんの指を同時に動かせない;という時に役立ちます。第3オクターブの上の方のトリルは私もこの冊子が重宝しており、普段使わないトリルが出てきたときにはすぐ確認しています。

ポケット運指表のここがすごい(自画自賛)

 製作にあたってこだわったポイントをいくつかご紹介します。

①とにかく一目でわかるような表記

 これまで運指表たくさん見てきました。フルートに存在する全てのキィを記載している運指表は、初めて運指表を見る初心者の方にとってはメリットがあると思います。ですがある程度慣れてきた方にとっては操作するキィだけを表記した方が見やすいので、シンプルな表示に拘りました。トリルの運指は動かすキィを赤で表示していますので、パッと見て分かります。

②ブリチアルディキィを使えるかどうかも表記

 先ほどの写真の運指でも、左手親指のHのキィとBのキィ=ブリチアルディキィのどちらにも色がついていますが、ブリチアルディキィはグレー表示になっています。ブリチアルディキィは基本的に9割以上の運指で使用しても大丈夫なのですが、時々使えない運指があったり、逆にブリチアルディキィでないと出せないトリルがあるため、それらをきちんと区別するためにこのような表記にしました。ブリチアルディキィを使用してもOK(使わなくてもOK)ならグレー、使用してはいけない場合は白、使用しなければならない場合は黒で塗っています。

③異名同音もよく出てくるものは併記

 異名同音とは、同じ運指でも音名の呼び方が異なるもののことで、例えばシ♭とラ♯は名前は違えど押さえる指は同じです。しかし見かける機会の少ない音だと、普段別の呼び方なら普通に運指が思い浮かぶのに、なぜか一瞬「ん?」となることがあります。ラ♯、レ♯、ソ♭…などなど。なるべく迷わないように、できるだけ異名同音は併記するようにしました。

④できるだけコンパクトに、でも解説もきちんと記載

 替え指やトリルの使用に当たっての注意点などもあるので、こんな形で細かく記載しました。こんな時につかえます、という情報や、トリルの場合は通常の運指からスタートしないとうまく機能しないこともあるので、そんな注意点を書き込みました。

⑤程よい厚みの上質紙なので書き込みもOK

 最後の余白にはこんなコーナーもつけました。この冊子は自分の楽器と相性の良い運指に印をつけたり、適宜メモしたりできるように、光沢紙ではなく上質紙に印刷してもらっていますので、鉛筆でも水性ペンでも書き込みOKです。

⑥軽い!

 何よりも、いつもフルートや楽譜と一緒に持ち運べるものにしたいと思って作りました。重さは19グラム!これなら荷物に入れたとしても(勝手に入れられても)気がつかないレベルです。薄いのでかさばりません。

一般向け販売について

 現在は教室の生徒さん向けに、ご入会時のプレゼントやアンケートご回答のお礼として配布しております。一般向け販売についてもお問い合わせをいただいておりますので、現在販売方法や料金、お届け方法などについて検討をしております。続報はインスタグラムやホームページで発信する予定です。お問い合わせも受け付けておりますので、お問い合わせフォームなどでご連絡ください。

今後もフルートライフを快適にするお手伝いを

 これからもフルート演奏が快適に、楽しくなるようなものをご提供したいと思っています。今回の運指表冊子をはじめ、現在はコンパクトに基礎技術を習得できるテキスト、短時間で続けやすい音階・分散和音の練習テキスト、フルートの運指スタンプなど…準備をしているグッズがありますので、お楽しみに!

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