【小さなお子様向け】子供用フルートのご紹介

 何か楽器をやってみたい!やらせてあげたい!そんな時、いきなり教室に駆け込む前に、皆様に音楽教師としてお伝えしておきたいこと、小さなお子様が始めるのに良い楽器についてお話します。

目次

基本的に管楽器を小さい頃から始める必要はありません

管楽器に英才教育は必ずしも必要ありません

 フルートは、ピアノやヴァイオリンのように早期教育が必要なものではありません。また吹奏楽で使うような管楽器を演奏するには、ある程度重さのある楽器を支えられる体格と、通常よりも深い呼吸を繰り返すことの出来る心肺機能が必要すす。教室によっては積極的に小さな生徒さんを募集しているようですが、まだ出来上がっていない身体で管楽器を吹くことを当教室ではあまりお勧めしていません。

まだ手が小さいお子さんにとって、フルートは指が届かず大変です。小学校5年生くらいになるとようやく持てるようになってくるのですが、基本的には急いで始める必要はないと思っています。

子供用のフルートもありますが、使用期間を考えると勿体無い・・・

 「U字頭部管」という子供用の頭部管を使うことによって、腕の長さが足りなくてもフルートを始めることはできます。しかし「U字頭部管」が付属する分、初期投資が高くつき、5年生くらいになると通常の頭部管で吹けるようになってU字頭部管は要らなくなってしまう為、お勧めしておりません。

小さい頃はピアノやリコーダーで遊ぼう!

ピアノは全ての基礎!

 一方でピアノの経験があるとその後の読譜スピード・手指の神経の発達などの面で有利になるので、管楽器の前にピアノで遊ぶのは大変お勧めです。私自身は5才からピアノを習い、フルートは中学生になってから始めました。ピアノが弾けた事によって譜読みに困らず音感もついていたので管楽器の上達も周囲より早かったように思います。

リコーダーは管楽器の基礎のカタマリ!

 また小学校3年生になると授業に登場するリコーダーは、管楽器演奏の基礎を学ぶのにぴったりです。指の動かし方、呼吸、タンギングなど、管楽器に必要な技術が全て詰まっています。

どうしても吹きたいお子様におすすめの楽器

 しかしそれでも笛を吹かせてあげたいというご家庭のために、最近導入している「TooT」というフルートをご紹介します。

 「TooT」はプラスチックで出来ているフルートで、プラスチック製フルートで有名なNUVOのシリーズです。

 サイズは通常のフルートの半分で、ちょうどソプラノリコーダーやピッコロと同じ音域です。トーンホール(指穴)にはゴムの弁がついていて、指が小さくても塞ぎやすいように出来ています。

 また吹き口も2種類入っていて、通常のフルートの歌口タイプと、リコーダーのように口をつけて吹けば音が出るタイプを使い分けられます。未就学のお子様はリコーダータイプ、小学生以上はフルートタイプに挑戦するのが良いでしょう。

小さなお子様のレッスンも承っています

 子供向けに書かれたフルートのテキストは殆ど無いため、教室では独自の教材をご用意しております。また小さなお子様には、フルートだけでなくキーボードや打楽器もご用意しており、それらで遊びながら音感やリズム感など、音楽の基礎力を自然に身につけます。講師は小学校にて音楽教諭も経験しており、学校でのリコーダー課題のレッスンも大歓迎!子供たちの習熟度に合わせたレッスンが可能です。

まとめ

  • 管楽器は中学生からでも十分吹けるようになります
  • 小さい内から楽器を始めるならピアノや打楽器で遊ぶのがオススメ
  • どうしても吹きたい時には「TooT」

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