【フルート基礎練習】新・音階ゲーム(テキスト)

 お待たせいたしました、こちらの記事、

で予告していた「新・音階ゲーム」をアップします。

 こちらの練習をするにあたり、是非先ほどの記事をお読みになってから取り入れてください。もともとがどんな練習で、どれだけ素敵な練習なのかが分かります。

目次

「音階ゲーム」から「新・音階ゲーム」へ

「音階ゲーム」とは

 ミシェル・デボスト大先生が「フルート演奏の秘訣」という書籍の中で紹介していた練習方法です。

 「音階ゲーム」の内容は、タファネル&ゴーベールの第4課の音階練習を利用した「遊び」です。60パターンの演奏スタイル(テンポ、強弱、アーティキュレーション、時代など)の指示が提示されていて、それを決められた調からスタートしてひたすら指示通り吹いていきます。初めて挑戦した日は1時間以上かかりました(笑)古典派風、現代曲風、プロコフィエフ風などなど、かなり実践的な内容です。さまざまな曲の中に出てくるスタイルを取り入れて音階練習をすることで、曲中で即戦力として使える音階演奏の技術を身につけられてしまうというもの。

【フルート基礎練習】音階練習の本当の意義 より

 しかし一方で難点もあります。

  • とにかく時間がかかる(スムーズに出来て1時間くらい)
  • スケールを高音域まで全調スラスラ吹けないとできない
  • メトロノームの速さを頻繁に変えなければならない
  • 有益な指示がたくさんあるが、一通りの音楽スタイルを勉強した経験がないと難しい

そこで、デボスト先生の「音階ゲーム」を少し取り組みやすい形に変えたものを作りました!

「新・音階ゲーム」の特徴

 「新・音階ゲーム」は、ミシェル・デボスト大先生の音階ゲームを元に、取り組みやすいサイズ・内容に変えたものです。

  • 全24調バージョンでも順調にできれば20分で出来る(従来版ですと私は45〜60分かかりました)
  • メトロノームの速さを調整する回数が圧倒的に少ない
  • より身近なアーティキュレーション・音楽スタイルに絞った

 今回はひとまず標準版(中〜上級者向け)から制作しました。近いうちに初級者でも取り組みやすいものを作る予定です。

「新・音階ゲーム」の効果

 実際に練習に取り入れていますが、こんな効果が出ています。

  • 基礎的な練習に割く時間を削減できた
  • 毎日続けられなくても罪悪感がない(1回通すと全調吹けて、一通りの音楽パターンを実践できるから)
  • →できなかった日があっても再開しやすい
  • 曲に取り組んだ時に、運指もアーティキュレーションもスムーズに吹ける(対応力の向上)
  • 久しぶりに吹いた曲でも前より吹きやすくなっている

今日明日のための練習ではなく、長いスパンで見ての上達が見込めるものなので、1月先、2月先の自分のために取り入れたい練習です!

「新・音階ゲーム」標準テキスト

取り組み方

  • できるだけ毎日取り組みましょう
  • でも、できない日があってもあまり気にしないこと
  • 時間は20分程度で
  • 楽譜に書かれている強弱や演奏スタイルをしっかり表現しましょう
  • 自分が思っている通りに吹けているか、よく聴きながら吹きましょう

取り組む際の注意

  • 必ずメトロノームを使用しましょう
  • テンポの指示はあくまで目安なので、状況に応じて変えてください
  • 23・24以外の練習は転んだり音が抜けたりという事が無いようにしましょう(思い通りにコントロール出来ない場合はテンポを落としましょう)
  • キィはたたかないように
  • 速く吹ける事より、丁寧でムラが無く、音楽的である事の方が大事(無理にテンポを上げない)
  • アンブシュアが疲れたりどこかが痛むような時は、奏法を見直す必要があるので無理に継続してはいけません
  • 苦痛に思うときはやらないこと、ゲームなので楽しむ事が大事

テキストダウンロード

新・音階ゲーム(標準)2022.8.Ver.

参考文献
  • 「タファネル&ゴーベール 17のメカニズム 日課大練習」/音楽之友社
  • 「フルート演奏の秘訣 練習ノート」/音楽之友社(絶版)

テキストはダウンロードしてお使いいただいて構いませんが、無断転載・改竄等はご遠慮ください。あくまで個人の練習の範囲でお使いください。

今後テキストの修正を行う場合もあります

練習のヒント

8.など「モーツァルト風」

モーツァルトの協奏曲など、古典派の時代によく登場するアーティキュレーションです。軽やかに輝かしく吹きましょう。

10.など「バッハ」、「バロック音楽風」

バッハをはじめとするバロック時代の音楽で好まれたアーティキュレーションです。発音のクリアさを大切に、ダブルタンギングも上手に活用しましょう。

18. トリプルタンギング

こちらはフランス近代のフルート作品によく出てくるトリプルタンギングをイメージしています。デュティユーの「ソナチネ」など。

21~22.「プロコフィエフ風」

プロコフィエフの「フルートソナタ」に登場する有名なリズムで、曲中では低音域での素早いトリプルタンギングが求められます。ぜひその部分をイメージして吹きましょう。

楽譜を覚えている人向けのコンパクト版

こちらは上記の楽譜を1ページに凝縮したものです。音階を全部覚えている方は、この紙1枚とメトロノームをがあれば、譜めくり無しでいつでもどこでも練習可能です。

パターンを変えた方が良いので、日によってスタートする調性ブロックを変えるのがおすすめです。基本的にパターン1から順番に吹いていきますが、スタートする調を変えていきましょう。例えばある日はBブロックのEs-Durから、別の日はCブロックのGes-Durから・・・といった具合です。

以上、「新・音階練習」のテキストと活用方法についてでした。初級者の方向けはまた別途作成予定ですので、そちらもお楽しみに!

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